
「わたしのマンスリー日記」第27回 亡き妻・憲子への想い(その2)・・・ それでも生きる!
谷川彰英 様
谷川さんのブログを拝見いたしました。受け入れ難い現実に涙がただただ溢れるばかりです。
谷川さんの奥様、としてだけでなく、心理の大大大先輩、としても大変お世話になりました。外来での入院予約時や病棟でお会いするたび、奥様の明るい笑顔と声、言葉に何度助けられたことかわかりません。
長年連れ添われてきた最愛の方を失う気持ちは想像に堪えません。お身体だけでなく、お気持ちの面も心配しております……。そうしたなかでも、ブログを通してまたしても谷川さんの力強さを感じました。
微力ではありますが「苦しみの連帯」ネットワークの一員と思っております。これからも谷川さんのご活躍、陰ながら応援させてください。
心より、お悔やみ申し上げます。
高橋奈央様(千葉東病院 心理療法士)
私は年2回、胃婁交換の名目の定期検査入院を義務付けられています。期間はそれぞれ2週間、受け入れ先は千葉東病院です。入院の都度30項目に及ぶ心理検査を受けるのですが、その担当者が高橋さんです。妻がそんなに懇意にお付き合いいただいていたとは知りませんでしたが、高橋さんに「心理の大大大先輩」と呼んでもらって妻も心底喜んでいると思います。高橋さん、ありがとう!
高橋さんにはかねがね、「苦しみの連帯」のネットワークについて話していました。先に述べた山口小百合先生のケースのように、苦しみを抱える者同士が連帯することによって強く生きられるというのが趣旨ですが、そのネットワークが病院関係者にまで広がっていくとしたら、こんなに嬉しいことはありません。
谷川先生
T2通信で、何とか前向きにお気持ちを奮い立たせる先生のご様子を拝読し、やっぱり先生はすごい、そしてそれも奥様のお力あってのことと思いました。
ご結婚以来、ずっと先生を支え、ご一緒に歩んで来られて。先生がご病気になられてからは、先生の目に、声に、手足になっていらして。きっと奥様も、先生を残されていくことを、どんなにか辛く心残りだったことか。
でも、先生と奥様が大切に築いてこられたご家族やご友人、周囲の方々の支えが、また先生を勇気づけていらっしゃる。奥様は最強の”チーム谷川”を遺されていったのですね。そのチームを見守り、きっと天国から采采されることと思います。
奥様を思い出す時は、きっとお側に寄り添っていらっしゃることと思います。
私は三度お目にかかっただけでしたが、全く壁を作らない、相手にも作らせない本当に自然体の方、自然に優しさが伝わってくる方だなぁと思っておりました。遺影? のお写真も、自然の微笑みが本当にお美しいです。
初めてお宅に伺った際、「わー、これ美味しいのよね!」と喜んでくださったお菓子を、また少しだけお送りしましたので、お供えいただけるとうれしいです。
あらためて、奥様のご冥福をお祈りいたします。
先生のお側には、心強いスタッフの方々がたくさんいらっしゃると思いますが、もしも何かお手伝いできることがあれば、いつでもお知らせください。
だいぶ現役感は失われておりますが、猫の手でお役に立つことがあれば、いつでもお手伝いいたします。
加賀市でのオープンカレッジにも伺う予定にしております。お元気な先生にお目にかかることを、楽しみにしております!
須藤智美(さとみ)様(元エンジン01文化戦略会議事務局員)
須藤さんはエンジン01文化戦略会議のマドンナ的存在でした。事務局の中核を担うスタッフとして常に明るく私たち会員に接してくれ、お陰で私たちもさまざまなイベントに楽しく参加することができました。
私は不本意ながら10年近くも大学の管理職をやらされた関係で、1つの組織を潤滑に運営するためには有能な事務職員を配置することが肝要であることを、身をもって痛感していました。その点でも須藤さんは満点でした。そんな私の思いを多少でも感じてくれたのかもしれません。
ALS宣告後しばらくオープンカレッジには参加できなかったのですが、2023年11月に岐阜市で開催されることになったオープンカレッジに参加することを決意しました。
久し振りの地名講座です。我が家に関係者が集まって2度打ち合わせを行いました。その2度目の会に、何の前触れもなくマドンナが特別参加してくれたのです。あの時の驚きと感動は生涯忘れません。
